豚を捌くようにぶたをさばくように
我々人間は、機械帝国に侵されているのだ。世界を席巻しつつある機械文明を前にし、いまこそ存在の意義を失いつつある人類へ問う。労働とは、人間とは?
パソコンを使いながら、我々はパソコンに使われているのだ。
……毎日、退屈な事務をしていればそんなことも考えるようなるさ。
いかるが
人工知能が話題の昨今、それに影響されたというわけでもないのですが、ちょっとした文明批判のような短編をつくりたいと思いました。書き始めてみたら、いつものとおりやさぐれた話が一丁できあがりました。
毎日パソコンを使って便利に暮らしていますが、もうあたらしいスマートフォントとか、ついていけない自分に憤りを感じています。文明批判というより、年寄りの戯言。
知古
第二十三回文学フリマで発表した2作品は、すこしエロっぽい要素を入れるのを念頭に書きました。この作品の表紙は、ストレートに下着姿。ブラを着けるときにワキの肉を寄せている(独り身の男からすると「へー、そんなことしてるんだ」)の女性を描きました。大阪のレトロ印刷さんで印刷をお願いしまして、蛍光インクが使うことができたので、とてもウハウハしています。
本文の見開きに一点ずつ、生足のイラストを入れてパラパラ漫画みたいにしています。一時期足ばかり描いていました。