黒企業顚末記くろきぎょうてんまつき
さあ挑め、権力と陰謀が渦巻く零細企業へ。
オフィスという名の伏魔殿へ。
戦うべき敵は、すぐそばにいる?
夢と希望のコンサバ系転職体験記。
いかるが
表紙には私の名前がクレジットされていますが、この作品は、制作担当の体験をもとに書いたものを、私が加筆してまとめたものです。なので、実際には共著となります(裏表紙は制作担当の名前でデザインされています)。
こういったつくりかたをするのは初めてのことで、とても難航しました(もうやめてしまおうかと思ったくらいです)。
336ページの本になり、コレほど長いものを書いた経験もなかったので、結果的にはいい体験になりました。
知古
執筆担当が、「憤っていること、悩んでいることを文章にしてしまうと、整理がついて、そのあとあまり考えなくなる」という話をしていて、じゃあ、私もなにかイヤなことなどを、書いて整理してみたらいいかもしれない……という気持ちになりました。このころ転職をしまして、仕事で体験したことをもとに書きました。それを執筆担当が潤色、とくに主人公のプライベートの恋愛部分の話などを大幅にくわえてもらいました。
作業は、書いても書いても進まず、読み返せば読み返すほど直しが出てくる……ここは独りよがりだったかな?とか、ここはもっと柔軟に考えられたのではないかな?などと、自分の体験を思い出しながら、いたたまれない感情や、憤りなどが渦巻きました。ココロの整理は……できたのかわかりません。